2日午後4時、大阪市天王寺区・石ヶ辻公園で
きょうのじゃんけん
デスクワーク「クリックします」 22日午前10時47分 事務所で
昨日の撮影で、今年のスタジオでの仕事が終わった。後、二日間の舞台稽古を残すところとなった。
今日は朝からCOCOが事務所に出ている。事務所に出勤させた理由は、毎日帰宅するのが怖いからだ。
一命をとりとめて一ヶ月以上がたった。本当に嘘の様だ。
そればかりか、手術する前より数倍元気になって、力がありあまつて悪行が絶えない。
一昨日はフローリング、昨日は椅子、次の日は炬燵のコード、絨毯、扉、敷居、等々・・・・、
だから、COCOのうんちは毎日バラエティに富んでいる。
うんちに出てくれればいいのだが、お腹から出なくなったら、もう二度と手術は出来ないのだから。
毎日帰宅するのが怖くてたまらない。
そこで、撮影も終了したことだし、今日からしばらく一緒に出勤してもらうことにした。
犬の手は借りられそうに無いが、帰宅してからの後片付けと心配はこれで解消される。
どんな悪行を働こうかと思案しながら、事務所を散策するCOCOが、今いる。
入院前に自転車の前カゴに入って『絶対、また難波の宮に行こうネ』とCOCOと約束した。
4日午後6時20分、自転車の前カゴで
1時間15分にわたる手術が無事終わった。
やはり、麻酔をかけた時点で心臓が停止した。
普通であればこれまでの命だったが、「ネオベッツVRセンター」の 獣医師 進(シン)学之先生が約束どおり命を救ってくれた。
午後4時15分、『これから手術に入ります、必ず助けます』。進先生はそう言って手術室に入っていった。
待合室にかかる時計の秒針の回転が、一周するのが遅く感じる。 ペットボトルの水が早いペースでなくなる。喉がやけに渇くのだ。
午後5時30分、疲労感のある顔にも少し目尻が下がった進先生がグリーンの手術服で待合室に来られた。
小さく笑った顔に、私の体の血液が音が聞こえるように巡回しはじめた。
獣医師 進 学之先生、看護師の丸谷さん、森田さん。そして「ネオペッツVRセンター」の皆様 命をありがとうございました。
また、自転車の前カゴに揺られ、COCOは大好きな難波の宮に散歩に行きます!
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