多宝塔に落ちる夕陽 10日午後5時40分 撮影カメラ=iphone 大阪・四天王寺の別院の「勝蔓院多宝塔」(しょうまんいんたほうとう)は、聖徳太子創建に係る施薬院で、太子が勝蔓経を講じた霊跡である。 一般に天王寺の愛染堂として知られている。 大阪では、夏祭りのトップバッターがこの愛染堂の「愛染祭り」だ。 戦前にヒットした「愛染かつら」の舞台にもなったそうである。境内には桂(かつら)の巨樹がある。 多宝塔に夕陽が落ちるのは、3月と9月のころだけである。 きょうも、大きな太陽が沈んで行った。 私のとなりで撮影していた京都大学工学部建築学科の松下さんは、東住吉から自転車でやって来たと言う。 彼の本日撮影した数コマを見せてもらった。 そこには、カメラマンとしての目ではなく、建築士としての目で捉えた写真が写っていた。とても新鮮さを覚えた。 素敵な建築士になられることだろう。 太陽は見る見るうちに多宝塔の向こうに沈んでいった。
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