桜が満開である。と言っても舞台の話である。
大阪の桜の見頃はもう少し先だが、国立文楽劇場の舞台では桜が満開だ。
4月3日から始まる文楽公演での舞台。
通し狂言の「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の、きょうが一日目の舞台稽古だった。
午前の部の見どころは、三段目の「妹山背山の段」である。
太夫・三味線・人形遣いの人間国宝が5人も出演され、舞台のセットも壮観で、舞台中央に吉野川が流れ、川をはさんで満面に咲き誇る桜のなかに妹山背山がある。
私としては、この通し狂言を観るのが4回目であるが、午前・午後を通して長丁場の舞台にもかかわらず、毎回楽しみにしている舞台のひとつである。
あしたの舞台稽古は「道行恋苧環」が楽しみである。
4月文楽 4月3日(土)〜4月25日(日) 国立文楽劇場
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