ステディカムは、手持ちでビデオ撮影をする時に、振動による映像のブレを防止してくれるカメラ支持機材である。
歩きながら撮影するとガクガクした映像しか撮れないが、ステディカムを使うとまるでドリーやレールを使っている様なスムーズな映像を撮ることが出来る。
オリンピックのトラック競技を見ていると、何やらカメラに怪しげな機材を付けて走り回りながら撮影している姿をよく見かけた。それがステディカムだったのだ。
1973年にカメラ技術者ギャレット・ブラウンによって開発され、映画等に使われていたが、高嶺の花でしかなかった。それが、このところ個人でも購入出来る程になった。
早速使ってみたが、非常に難しく、かなりの訓練が必要とされる。
まず、撮影前のセットアップでは、重心をmm単位で微調整する。
セットアップしてからも、ステディカムのグリップの握り方や歩き方が非常に微妙で難しい。
きょうは、とりあえず初めて使ってみた。
全てが計算通りとはいかず、少しの風にも影響され、どうにかこうにか撮影が出来た。
魔法の杖となって、映像に花を咲かせてくれるのは何時だろうか。
「魔法の杖 ステディカムマーリン初撮り」Canon EOS 5D Mark2 1分26秒
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