昨日が、能の今年最後の舞台撮影だった。
明日から二日間の『初春文楽公演』の舞台稽古で、今年の撮影が全て終了する。
カレンダーも平成23年用に新しく変わる分けだが、
そのカレンダーで、一番可愛そうなのが表紙である。
カレンダーを吊す場所が決まっているので、どうしても12月が終わらないと交換という訳にはいかない。
早くてもせいぜい大晦日で、新しい年のカレンダーの表紙は一日も眺めることなく早々と1月に変えられてしまう。そんな訳で、印象に残りにくい。
撮影者としては、どの月にも思い入れがある写真だけに、表紙が可愛そうで不憫で仕方がないのである。
とは言っても、自宅も事務所にも余分にカレンダーを吊しておくスペースはやっぱり無い。
今年も、大晦日に数時間だけしか見てあげられない、可愛そうなカレンダーの表紙なのである(^^;)
国立文楽劇場 平成23年カレンダー表紙
妹背山女庭訓(妹山背山の段) 撮影=森口ミツル
大槻能楽堂 平成23年能楽美術カレンダー表紙
仲光(愁傷之舞) 撮影=森口ミツル
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