あれほど露出を頭にたたき込んできたのに、もうすっかり忘れている。
露出計を使わずとも、ほとんどが適露出で撮影出来たアナログ時代。
デジタルカメラになってからは、直ぐに確認出来る気軽さに、どんどん退化していく頭のコンピュータ。
昨日、久しぶりにライカM3をぶら下げて撮影してみた。
50mmレンズの名人使い手であった木村伊兵衛が愛したズミクロンの50mm f2.0。その場の雰囲気や空気感までを写してしまうことからも『空気レンズ』と呼ばれた。
そんな雰囲気が撮りたくて、あえてアナログのライカM3を持ち出したが、露出がついてこないのだ。
デジタルカメラの様に、直ぐさま確認出来ない不安でストレスが溜まる。
結局、十数枚を撮影しただけで撮影終了してしまった。虚しさと情けなさを残して。
そして、カメラにも巻き戻されないままのポジフィルムが残っている。
もう、アナログ時代には戻れないのか・・・・。
『空気レンズ』13日午後3時20分、アメリカ村で(写真クリックで拡大)
カメラ:GH2
レンズ:Summicron 50mm f2.0(35mm判換算で100mm相当)
露出モード:絞り優先
絞りf2 シャッタースピード1/800秒
ISO感度:400
WB:AUTO
仕上がり:スタンダード
記録方式:L
現像処理:Capture One
アスペクト比:3:2
最近のコメント