100年前のレンズが蘇った。
『Kodak Vest Pocket Camera(ベス単)』のレンズを、現代のデジタル一眼レフカメラに付けて撮影してみた。
チンチン電車(阪堺電車)の沿線を少しだけ歩いてみた。
チンチン電車の見える風景は、大阪の下町を感じさせてくれる、私の好きな風景だ。
ベス単のレンズが86ミリと少し望遠になっているので、いつものスナップとは違った距離感のせいか、やや物足りなさがあった。
100年前だったら、風景が広々としていて調度良かったのだろうが、現代はせせこましいから、もっと広角が必要だ。
これが、100年前のベス単レンズの描写だ。
2日午後3時頃、大阪市阿倍野区松虫界隈で(写真をクリックで拡大)
カメラ:Canon EOS 5D Mark2
レンズ:VPK 86ミリ
露出モード:AE
絞りf6.8 シャッタースピード1/125〜250秒
ISO感度:400
記録方式:JPEG
現像処理:Capture One
トイカメラの描写でもなく、クラシックレンズの描写でもない。
今のデジタルカメラのびしっとした描写から比べたら『これって、ピンぼけじゃない』ときっと言われてしまう。
そんな描写で仕上がるカメラが『ベス単カメラ』である。
このカメラの存在は、瀬戸内海の写真家、植田正治の作品等で知ってはいたが、特に使ってみたいとは思ってもみなかった。
大正年間に180万台も作られた、ロールフィルムを使うポケットカメラだ。
それを、あえて使ってみたい衝動にかられたのは、あまりにも綺麗に描写してしまう、今のデジタルカメラの写りへの反発かもしれない。
米国のオークションで88ドルで入札した『Kodak Vest Pocket Camera(ベス単)』が、成田空港の通関審査を通過してやっと届いた。
いよいよ、デジタルカメラで使える様に作業開始。いわゆる『ベス単フード外し』と言うやつだ。
リングナットが予想以上に堅くてレンズを外すのに苦労した。蛇腹をハサミで切りとって、何とか外すことが出来た。
果たして、どんな描写で仕上がるのだろう。
明日、テスト撮影をしてみよう。
大阪の冬の風物詩となった『大阪国際女子マラソン』が、今年もやって来た。
第30回記念となるこの大会は、時折小雪が舞う寒い中、前回故障で中途リタイヤした赤羽有紀子が初優勝した。
2位は、2回目のマラソン挑戦の伊藤舞。3位の堀江知佳。
今年は、事務所の近くの33Km付近で応援した。
33Kmでデッドヒートをくり広げる、伊藤、堀江、赤羽選手(写真左より)
30日午後2時1分、大阪市天王寺区勝山で
カメラ:LEICA M8
レンズ:ELMARIT 28mm f2.8(35mm判換算で37mm相当)
露出モード:M
絞りf8 シャッタースピード1/125秒
ISO感度:160
WB:オート
記録方式:DNG(RAW)
現像処理:Capture One
毎朝のトレーニング記録をiPhoneの『Nike+GPS』を使ってデータを測定していたが、より簡単に、正確にと『NIKE+SPORTBAND』に変えてみた。
腕時計感覚で、ボタンを押すだけのシンプルな操作でワークアウトの開始や終了が出来る。
ペース、距離、タイム、消費カロリーを記録して、PCに保存する。
GPSを使っていないので、電波障害もなく正確な測定が出来る。
ただ、チップをシューズの中にセットするには、NIKEのチップ対応シューズが必要となってくる。
暫く普段のシューズに入れて試してみたが、あまりの違和感のため、買わざるを得なくなってしまった。
先日、カスタマイズして注文していたシューズが届いた。
『SPORTBAND』の色合いでコーディネートしてみた。
年齢を考えての、精一杯の派手さである。
春になったら、ウエアーも同色にコーディネートしてみるか。
早朝のトレーニングが楽しくなるように・・・・。
今朝から、足下だけが、一足先に春色になった。
今朝は7.94Kmのランニング(PCとの誤差0.01Km )
あれほど露出を頭にたたき込んできたのに、もうすっかり忘れている。
露出計を使わずとも、ほとんどが適露出で撮影出来たアナログ時代。
デジタルカメラになってからは、直ぐに確認出来る気軽さに、どんどん退化していく頭のコンピュータ。
昨日、久しぶりにライカM3をぶら下げて撮影してみた。
50mmレンズの名人使い手であった木村伊兵衛が愛したズミクロンの50mm f2.0。その場の雰囲気や空気感までを写してしまうことからも『空気レンズ』と呼ばれた。
そんな雰囲気が撮りたくて、あえてアナログのライカM3を持ち出したが、露出がついてこないのだ。
デジタルカメラの様に、直ぐさま確認出来ない不安でストレスが溜まる。
結局、十数枚を撮影しただけで撮影終了してしまった。虚しさと情けなさを残して。
そして、カメラにも巻き戻されないままのポジフィルムが残っている。
もう、アナログ時代には戻れないのか・・・・。
『空気レンズ』13日午後3時20分、アメリカ村で(写真クリックで拡大)
カメラ:GH2
レンズ:Summicron 50mm f2.0(35mm判換算で100mm相当)
露出モード:絞り優先
絞りf2 シャッタースピード1/800秒
ISO感度:400
WB:AUTO
仕上がり:スタンダード
記録方式:L
現像処理:Capture One
アスペクト比:3:2
毎朝、1時間近く散歩をする。
毎年この時期になると、起きられなくなり中断してしまうのだが、今のところ継続中である。
散歩のアシストには、これまでは『EverTrail pro』や『RunKeeper pro』を使っていたが、先月から『Nike+GPS』のアプリを使い始めた。
走行距離のペースや時間、消費カロリーを測定、記録してくれる。
色んな条件で設定することが出来るが、私は1kmの距離設定をして音声フィードバックでペースを確認している。
これまでは英語だったが、今朝アプリを起動したら日本語版のアップデートの告知があった。
これで、音声フィードバックが日本語で聞くことが出来る様になる。
何でも昨年の12月21日から日本語版が開始されていたらしく、今日になって初めて知った。
毎朝の散歩は単純な繰り返しだが、記録することで、1kmのペース速度や、最速記録や、最長記録が出る度に喜んでいる。
カメラマンは、一に体力、二にも体力、三もやはり体力か!
そして、やっと四になって集中力と技術か、と思えるほど、体力勝負の世界である。
毎日、毎日の単純な繰り返しが力となってくれるので、寒さなんかに負けてはいられない!
今年の冬は、そう言い聞かせながら乗り越えてみたい。
日本語版になった『Nike+GPS』
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