ズマール 50mm f2.0は、ライカのレンズで開放f値の明るいレンズの中でも古いものである。
1933年発売のライカLマウント、沈胴タイプである。
初期のもので、固定鏡胴型の「ヒョットコ」と呼ばれているレンズを見つけることは出来なかった。が、見つけたとしても、おそらく手が出せない位に高価である。
このレンズは、柔らかい描写が特徴であることから、前々から使ってみたいレンズのひとつであった。
今回はライカ専門店である『ENZO』さんから購入した。
このお店は、レンズが入荷しても、すぐに売れてしまう程の人気がある。
案の定、1本あったズマールも注文したがすでに売れていた。
そして、ラッキーな事に購入予定していたズマールよりコンディションの良いズマールを、同額で譲ってもらったのである。
戦前生まれのこのレンズで、現在の最新技術のデジタルカメラを通して何を見てやろうか。
あえて、古い懐かしいものではなく、今を捉えるのも面白いかも。
戦前生まれのこのレンズは、これまでに多くのものを見続けてきた。
そして、今また、予想だにもしなかったデジタルカメラというものを通して、まだまだ見続けていく。
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