写真の森口ミツルです

私のCanon EOS M

舞台の撮影で最も神経を使うのが、シャッター音です。
消音は自家製のカバーを二重にしてカメラを覆っています。
そのため操作性は極めて悪く、とても撮影がしにくいのです。

Canon初のミラーレス一眼「EOS M」の発売は、私にとっては大変嬉しいことでした。
ミラーレスなのでミラーが存在しない分けです。
そのため動作音が小さく、小型軽量になりました。
シャッター音は殆ど聞こえないので、消音のカバーを付けなくても撮影が出来ます。
しかし念の為に一枚だけカバーは付けています。

ただこのカメラにはEVF（電子ビューファインダー）がありません。
そこで、ライブビューにルーペを付けてファインダー代わりにして撮影しています。
また、背面のボタンに手が当たるのを防ぐため、グリップを付けました。

これで消音カバーを二重に付けての撮影よりも、少しは快適に撮影することが出来る様になりました。
これが現在の私のCanon EOS Mです。



ルーペをファインダー代わりに
操作性を良くするためにグリップを付けた



レンズを付けたEOS M



自家製の消音カバーを付けたところ

Gizmon HALF D

生産が終了して入手困難になってしまった『Gizmon HALF D』。
入手困難となると、欲しくなりました。

YAHOOオークションにもなかなか出品されていなかったのに、
幸運にも思いが通じたのか、丁度出品されていました。

200万画素CMOSセンサーで、10種類のカラーモードが使えます。
手のひらに載せても、ご覧のような小ささです。

Gizmon HALF D
さて、どんな写真が撮れるのでしょうか。

iPhone用ケース、その名はアイカ

これまで、色々なiPhone用のケースを使って来ましたが、これ程楽しいケースは初めてです。
その名は、アイカ。
ライカではありません、アイカです。

クラシックカメラをイメージしたもので、ライカを連想させられます。
ライカ信者にとっては見逃せない一品です。

これがまた結構うまく出来ていて、遊び心満点です。
素材はプラスチックですが、各所の細部までしっかり再現出来ていて、持った感触は抜群です。

三脚のアタッチメントや、普通のストラップが付けられるように二重リングまでも付いています。
シャッターボタンは当然iPhoneと連動していて、ちゃんとシャッターが切れます。
ホットシューも完璧で、外付けファインダーも付けられました。

本当に楽しいカメラ、いえ、ケース。
こんな楽しいケースは、初めてです。

iPhone用のケース、その名はアイカ。



購入店→ギズモショップ

珍品ライカ50mmファインダー

ライカのファインダーの中でも小さな『SBOOI』で、50mmのファインダーが手に入った。
以前から探していて、一ヶ月前に海外のオークションで見つけて落札したのだが、いっこうに商品が届かない。
こんなのは初めての経験だ。

最近になって、日本でも5cmの古い物が出始めてきたが、
50mmの刻印での商品はなかなか見つからなかった。
先日それを見つけてしまった。海外で見つけた物と同じだった。
迷いに迷った結果、海外で購入したファインダーは諦めることにして購入した。


視野率がほぼ等倍で、すごく明るく見やすい。
最初にファインダーを覗いた時の驚きは、生涯忘れることがないほどである。


念願のファインダーを手にいれたのだから、しばらくは50mmの世界にこだわってみるか。

Canon 5DⅡ型のUSBメモリースティック

「Canon EOS 5D MarkⅡ 」型のUSBメモリースティック。
まるで本物そっくりに仕上がっている。
８月の下旬に香港のネットショップで見つけてポチったのが、きょう届いた。



ミノックスが出しているミニチュアカメラの「DCC Leica」や「Rolleflex」が登場した時も驚いたが、今回のカメラ型USB型メモリースティックの面白さには度肝を抜かれてしまった。

現在、日本で発売しているものは値段も比較的安く、どちらか言うと”それっぽい”ものだ。
一足先に届いた別の「「Canon EOS 5D MarkⅡ 」型のUSBメモリースティックには、交換レンズも付いている。
今回は、元Canonストアで限定販売していたもので、ストラップまで付いていて、より本物そっくりだ。

仕事柄もあるが、カメラに関する面白いグッズには目がない。

トイカメラ Dianaとポラロイド

トイカメラの代表格とされるHOLGA。
そのHOLGAの元祖と言われるのがDiana（ダイアナ）である。

比較的安価なこのトイカメラから写し出される鮮やかなコントラストや、幻想的なイメージはとても好きである。
しかし、デジタル化が進むにつれ、アナログフィルムの入手や現像処理が不便になりつつある。
そこで、Dianaをチェキ化するアイテムが登場した。
『Diana Instant Back+』。つまり撮影して直ぐにプリントでが出てくるポラだ。

Dianaの裏蓋を取り外し、『Diana Instant Back+』を取り付けるだけで完成。
あとは、チェキ専用のフィルムを装填して撮影する。
これまでは、フィルムを現像してプリントしていたが、直ぐに写真を見ることが出来る。


何よりのお気に入りは、デジタルではなくてアナログであると言うことだ。
ほとんどの写真がデジタルになる中、今またアナログの魅力に取り憑かれている。



DianaF+BLAC JACK


Diana Instant Back+を取り付けたところ



Diana+Diana Instant Back（Rフィルター使用）
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Diana+Diana Instant Back
２６日午後５時４５分、多宝塔で
写真クリックで拡大

M8にこんなの欲しかった

ライカで撮影している時、アナログ時代からいつも思っていたのだが、
外付けファインダーを使う時に、ファインダーでピントを合わせてから、外付けのファインダーに眼を移動させる動作がどうもぎこちなく思っていた。
それでも、広角のレンズを使うときは、ライカにはフレーム枠が表示されないので外付けファインダーは必需品である。
ライカで撮影する時に思っていた考えが、やっぱり誰かが考えてくれていたのだ。(前々からあったかも知れない）

それが、『ダブルシュー付き親指グリップ』である。
ダブルシューで、外付けファインダーを下の写真の様に、カメラのファインダーの直ぐ上に付けられる。
このちょっとしたことが、撮影に大きく影響されるのだ。

親指グリップは、ライカがデジタルカメラになってから、フィルムの巻き上げレバーが無くなったので、安定が悪くなってしまった。
親指を、巻き上げレバーに添えていることで安定するのだ。

『かゆいところに手が届く』とは、正にこういう事である。

『こんなの欲しかった』ものが、届いた。

ライカM8 UV/IRのテスト６ビットコードなし

ライカM８と言ったら、赤外線カットフィルター効果が悪く、赤外線を受光してしまう。
特に人工樹脂繊維などの素材は、マゼンタ被りがひどい。
だから、M８で撮影するのにはUV/IRカットフィルターが必需品だ。

ライカ側もカメラ１台につきフィルターを２枚無料で提供してくれる。
まあ、ライカのレンズが高価なので、レンズをそう何本も購入することも無いから、２枚でもいいのだが・・・・。
それに、このフィルターは『６ビットコード化されたライカレンズが必要』とある。ならば、これまでの６ビッコードなしのレンズでは効果が無いと言うのか。

昨日、口径が49mmのUV/IRフィルターがやっと入ったので、６ビットコードなしのレンズでテスト撮影をしてみた。
結果は下の写真で、左がフィルターなし。写真右がUV/IRフィルターをつけて撮影したもの。

黒い服が黒く出ているではないか。
６ビットコード化されたレンズならば、もっと効果が出るのだろうか。
いずれにせよ、６ビットコード化されていないレンズでも効果があって一安心である。

しかし、フィルター１枚が１万数千円もするので、全てのレンズとはいかないが・・・・。

＜追加＞
ライカジャパンの話では、６ビットコードとUV/IRフィルター効果は関係ないとのことです。
6ビットコードは、装着したレンズに合った画像に最適化。周辺光量の低下が補正。Exifにレンズ情報が記録される。
これで、安心して古いレンズも使える！！

LeicaM8+ELMARIT 28mm f2.8(右：UV/IRフィルターあり）

ベス単カメラ

トイカメラの描写でもなく、クラシックレンズの描写でもない。
今のデジタルカメラのびしっとした描写から比べたら『これって、ピンぼけじゃない』ときっと言われてしまう。
そんな描写で仕上がるカメラが『ベス単カメラ』である。

このカメラの存在は、瀬戸内海の写真家、植田正治の作品等で知ってはいたが、特に使ってみたいとは思ってもみなかった。
大正年間に１８０万台も作られた、ロールフィルムを使うポケットカメラだ。
それを、あえて使ってみたい衝動にかられたのは、あまりにも綺麗に描写してしまう、今のデジタルカメラの写りへの反発かもしれない。

米国のオークションで８８ドルで入札した『Kodak Vest Pocket Camera（ベス単）』が、成田空港の通関審査を通過してやっと届いた。

いよいよ、デジタルカメラで使える様に作業開始。いわゆる『ベス単フード外し』と言うやつだ。
リングナットが予想以上に堅くてレンズを外すのに苦労した。蛇腹をハサミで切りとって、何とか外すことが出来た。
果たして、どんな描写で仕上がるのだろう。
明日、テスト撮影をしてみよう。

ズマール 50mm f2.0

ズマール 50mm f2.0は、ライカのレンズで開放f値の明るいレンズの中でも古いものである。
１９３３年発売のライカLマウント、沈胴タイプである。
初期のもので、固定鏡胴型の「ヒョットコ」と呼ばれているレンズを見つけることは出来なかった。が、見つけたとしても、おそらく手が出せない位に高価である。

このレンズは、柔らかい描写が特徴であることから、前々から使ってみたいレンズのひとつであった。
今回はライカ専門店である『ENZO』さんから購入した。
このお店は、レンズが入荷しても、すぐに売れてしまう程の人気がある。
案の定、１本あったズマールも注文したがすでに売れていた。
そして、ラッキーな事に購入予定していたズマールよりコンディションの良いズマールを、同額で譲ってもらったのである。

戦前生まれのこのレンズで、現在の最新技術のデジタルカメラを通して何を見てやろうか。
あえて、古い懐かしいものではなく、今を捉えるのも面白いかも。

戦前生まれのこのレンズは、これまでに多くのものを見続けてきた。
そして、今また、予想だにもしなかったデジタルカメラというものを通して、まだまだ見続けていく。

Summar 50mm f2.0 写真クリックで拡大