シテ 誰踏み初めて戀の路
地 巷に人の迷ふらん
シテ 名も理や戀の重荷
地 げに持ちかぬるこの身かな
(この詞章は、今回の上演に際し観世流大成版に元頼本を取り入れ、村上湛氏が作成したものです。)
本日、午後2時から大槻能楽堂で、シテ/大槻文藏先生による『恋重荷』が上演された。「梅原猛 能を観る」シリーズの13回目で、能の始まる前には梅原猛先生の「そも恋はなにの、重きぞ」と言うお話があった。
本日の、この『恋重荷』は、現行の観世流大成版に準拠しつつ、天分二十四年(1555年)奥書の古本・観世元頼本を参照、その長所を採り入れたものである(明星大学准教授 村上湛先生による)。
写真は、梅原猛先生のお話に聞き入る、満員の観客で埋まる大槻能楽堂
(パノラマ写真をクリックすると、大きくなります)
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