きょうの大槻能楽堂自主公演能は研究公演で、珍しい能が上演された。
能「道成寺」の原曲とされる「鐘巻」(かねまき)である。
「道成寺」では、ワキが登場する前に鐘を吊すが「鐘巻」では、ワキとアイの問答があってから、狂言方が鐘を吊しに来る。
白拍子が鐘の中に入るシーンは圧巻であった。シテの赤松禎英先生が鐘を回しながら飛び上がり、鐘が落ちてくる。
一連のシーンをローアングルで撮影出来た。シャッターが、思いのままに切れると同時に鳥肌が立った。
3月27日には「道成寺」が上演されるので、比較して観ることが出来るのが楽しみだ。
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