時々、ぶらっと顔を見せて下さる『桐竹小紋』さん。
2007年に文楽から引退されて、もう三年が経つ。
当時、人形遣いとしては最高齢であった。
私の知っている限り小紋さんは、いつも黒衣で舞台を勤められていた。
文楽の舞台を撮影し始めた1985年、気さくに声をかけてもらったのが小紋さんだった。
83歳になった今もすごくお元気で、私の事務所には、一駅先から歩いて来られる。2Kmはあるだろう。
長年の人形遣いとしての修行と鍛錬が、今のお元気さに繋がっているのだろう。
きょうも、ぶらっと顔を見せて下さった。
『散髪したて』だと言う。
ならば、撮影しなくては。
笑った小紋さんが、好きです。
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