写真の森口ミツルです

３月のカレンダー

３月の最初は、暖かい日曜日からのスタート。 今月のカレンダーは 文楽　３月卓上
祗園祭礼信仰記（金閣寺の段）左より　雪姫＝吉田和生　此下東吉後に真柴久吉＝桐竹勘十郎 撮影=森口ミツル
能　３月・４月
船弁慶（前/静御前）　シテ=大槻文藏 撮影=森口ミツル

観世流宗家 観世清和

梅原猛「恋の乗り移り」講演　２８日午後２時１０分、大槻能楽堂で
大槻能楽堂自主公演能、哲学者の『梅原猛　能を観る』の企画公演が２月最後の２８日午後２時より上演された。 前回と同様に、能の上演前には梅原猛の講演があった。 今回の能『卒都婆小町』に関して、小野小町の『恋の乗り移り』と言うお話であった。 その後、能が上演された。 シテは、観世流二十六世宗家観世清和。 小野小町にちなむ能は、きょうの『卒都婆小町』の他に『通小町』『関寺小町』『鸚鵡小町』『草紙洗小町』などがある。 『卒都婆小町』は、いわゆる老女物の中でも狂女物的な曲である。 百歳の乞食婆（シテ）が卒都婆に腰をかけているのを僧（ワキ）からとがめられるところから物語は始まる。 シテ『我も賤（いや）しき埋木（うもれぎ）なれども。心の花のまだ有れば。手向になどかならざらん。』 ワキツレ　堤婆（だいば）が悪も シテ　観音（かんのん）の慈悲（じひ） ワキ　槃特（はんどく）が愚痴（ぐち）も シテ　文殊（もんじゅ）の智慧（ちえ） ワキツレ　悪と云ふも シテ　善なり ワキ　煩悩（ぼんのう）と云ふも シテ　菩提（ぼだい）なり ワキツレ　菩提もと シテ　植木（うえき）にあらず ワキ　明鏡（みょうきょう）また シテ　台（うてな）になし　 (「卒都婆小町」より） 問答が続く・・・・・。 この後、小野小町と名のった老女は物狂いの舞を納めて 『花を佛に手向けつゝ。　悟りの道に入らうよ。／＼。』と物語は終わる。 １時間３０分の、見応えのある素晴らしい舞台だった。 シテ　観世流二十六世宗家観世清和。 橋掛かりをゆっくりと帰って行く。 場内は、今観終わった舞台の余韻をたっぷりと味わうかのように、揚げ幕の直前まで拍手が無く、 やがて揚げ幕が上がると同時に、割れんばかりの拍手が沸きおこった。 （敬称略）

義太夫節に親しむ会

国立文楽劇場 文楽既成者研修発表会『義太夫節に親しむ会』が本日２５日（水）午後６時から、国立文楽劇場小ホールで上演された。 ５回目を迎えた本日の出演者は 『加賀見山旧錦絵』かがみやまこきょうのにしきえ 又助女房身売りの段　大夫=豊竹 希大夫　三味線=鶴澤 清丈 『本朝廿四孝』ほんちょうにじゅうしこう 景勝下駄の段　大夫=豊竹 靖大夫　三味線=鶴澤 清志郎 『絵本太功記』えほんたいこうき 尼が崎の段　大夫=竹本 相子大夫　三味線=竹澤 宗助（賛助出演）

４月文楽公演は、４月４日（土）から４月２６日（日）まで。 詳しくは国立文楽劇場HPまで。

ブルテリアCOCOと枝垂れ梅

COCOと枝垂れ梅　２０日午後４時、高津花の公園で
今年は、梅の花を思う存分満喫出来た。 最後は、COCOと梅の写真で『梅』はおしまい。 しばらく、ぐずついた天気が続くが『一雨ごとに春になる』と諦めるか。

うめ 動画

２月最後の日曜日の朝、大阪城の梅林はまだ人も少なく静かに時が過ぎる。 蜜を求めて、鳥がやって来る。 ２月の太陽の光を浴びて輝いている。 たしかに、春はすぐそこまでやって来ている。 うめ

YouTube: うめ

『うめ』２月２２日午前、大阪城梅林で なぜか偶然に、メジロが近づいて来てくれた。 回りには誰もいない、不思議な静かな空間だった。

雨上がりの朝

雨が上がって　（２０日午前９時４５分、逢坂で）
昨夜から降った雨も朝の９時前には上がったので、散歩に出かけた。 木々の緑も雨に洗らわれて鮮やかになっている。 生き物すべてが、やがて出る暖かい太陽の日差しを待ちこがれているのだ。 雨上がりの朝の景色が、又いつもとは違って新鮮だ。 冷たい朝の風が、歩き始めて高揚した頬に心地よくもある。 一時間弱の散歩を終える頃、薄日がところどころに柔らかく射し始めた。

iphoneのお気に入りアプリ i手帳

２月１１日にリリースされた『i手帳』。 現在、アナログの手帳は『TRAVELER'S notebook』を使っている。 毎日の予定はもちろんで、TODOリストになったり、日記になったり、切り抜きや写真を貼ったりと、アナログならではの使い方をしている。 iphoneのスケジュールは『さいすけ』でPCのGoogleカレンダーと同期して管理しているが、ちょっとしたメモや記録等をアナログの手帳の様に、手書き感覚で書き込めるアプリが欲しかった。 今回のアプリ『i手帳』は、そんな使い方の出来るアナログチックな手帳である。

『i手帳』を起動するとアナログの手帳の様な、当日の日付ページが開く。（iphoneを振ってもその日のページが表示される） 画面には収まっておらずに、左右にスクロールして一日分であるので、沢山書き込むことが出来る。（写真下）
画面を１回タップして、画面の左下の「31」のボタンをタップすると、カレンダーが表示され日付を選ぶことが出来る。(下写真）
今度は画面を２回タップすると、画面右上には「テキスト」「図形」「絵文字」のボタンが表示される。 画面下には、「切り取り」「コピー」「貼る付け」「削除」「日付移動」のボタンが表示される。 まず「T」のテキストボタンをタップして、手帳のスペースを選ぶと文字入力画面になる。 ここで文字を入力。フォントは６種類、テキストのサイズは５種類、テキストの色は８種類から選択することが出来る。（写真下）背景は５色から選べる。
絵文字のボタンをタップすると、５０種類の絵文字を選択することが出来る。 図形や絵文字の大きさは、ピンチ操作で拡大、縮小、回転が出来る。（写真下）

この『i手帳』は、正にアナログ感覚で自由に書き込んでいくことが出来る素敵なアプリである。 本日現在バージョンは1.0だが、今週中に1.5にバージョンアップされ使い勝手が良くなりそうだ。 後は、写真を貼り付けることが出来れば最高なのだが。

襲名披露

８月に、落語家の『桂 春菜』が実父の名跡を継いで『三代目桂 春蝶』を継ぐ。 きょうは、その襲名披露公演用の写真撮影だ。スタジオには菜の花が一杯に敷き詰められていく。 実は、一昨年にも菜の花を敷き詰めて同じ撮影をしている。 襲名披露公演は一昨年夏の予定だったが、劇場等の問題で今年になった。 撮影も、もう一度同じように菜の花を敷き詰めて撮影することにした。 前回は、菜の花を３０００本用意したが、結局時間切れで１０００本を敷き詰めたところで撮影に入った。 ３０００本の菜の花は、想像以上にすごい数であった。 前回の経験を生かして、きょうは段取りよく菜の花が並べられた。 外の寒さとはうって変わって、スタジオはすっかり春色に染められた。 その菜の花畑の中に『桂 春菜』が居る。そして、蝶のように華麗に羽ばたいて『桂 春蝶』を襲名する。 襲名披露の写真は、何としても菜の花畑の中で撮りたかったのだ。 襲名披露公演は、８月３０日に大阪・松竹座。９月２７日に京都・南座で開く。

小さな無線LANアダプタ

現在使用しているPCのネット環境は無線LANである。 ほとんどがMac系で無線LANルータは『AirMac Extreme』を使っている。 ただ一台のPC『PowerMac G5』だけが無線LANが無く、LANケーブルが繋がっている。 このPCは、Macがインテル社制CPUに変換する前に、これまでのCPU、PowerPCにこだわりたくて、わざわざインテルの入っているMacを避けて購入したPCである。 これまでは、LANケーブルで繋がっていても別段問題はなかったのだが、この前から使い始めた『Eye-Fi』カードを送信するのに無線LANが必要となってきたのである。
そこで、『AirMac Extreme Card』を買ってきてG5のスロットに取り付けようとしたが、問題が発生。 G5の型が古くてスロットに取り付けるサイズが違うのだ。 サポートに問い合わせた結果、このG5のパーツの製造はすでに中止になっていたのだ。 『PowerMac G5』には３０インチのディスプレイを付けているので、『Eye-Fi』カードのパソコンへアップロードを何としてもこのG5に設定したかった。 今回の登場の無線LANアダプタは世界一最小（16.0W×8.5H×33.5D mm）のUSB無線LANアダプタである。（上の写真はMac G5とUSB無線LANアダプタ） PLANEXの『GW-USMicroN』だ。WinとMacに対応しており、ソフトウェアをインストールして『USBWirelessUtillity』を起動して設定をするだけである。 こんなに安くて、簡単に無線LAN環境が出来てしまうのだ。 これで、念願の『Eye-Fi』カードのパソコンへアップロードの設定を『PowerMac G5』に出来た。

USB無線LANユーティリティ
『Eye-Fi』カードの画像が送られてくる『PowerMac G5』の３０インチディスプレイ

赤ちゃんタレントの撮影

暖かい日曜日である。 きょうは、朝１０時開始で赤ちゃんタレント数十人の撮影。スタジオはもっと暖かくて、そして賑やかだった。 赤ちゃんのご機嫌をとりながらでも、すぐに笑ってくれる子や、途中一時中止して、オッパイタイムをとってから再撮影やらで、 いつもの赤ちゃんの撮影タイムで進行して行く。 それでも、お昼休憩が取れたので順調な撮影だったと言える。 撮影の終わったスタジオには、まだ赤ちゃんの笑い声やアンパンマンの鈴の音が残っている。 赤ちゃんの撮影の時はいつもより精一杯、精魂尽き果てているのに、なぜか清々しい。

「ベロベロ」「ウヴァ〜〜」「ギィヴェ〜ダ〜」訳の分からない言葉を発してのご機嫌伺い。 怪しく、不思議そうに眺めていたが・・・・やがて、笑顔に変わっていく。 大人の精一杯が伝わった瞬間だ！