写真の森口ミツルです

iphoneお気に入りアプリ ToyDigi

朝の散歩は日の出前になった。水銀灯がまだ灯っている（７日、午前６時） 撮影カメラ＝iphone　『ToyDigi』エフェクト使用

iphoneのカメラでの撮影は全てが自動なので、当然露出補正などは出来ない。 勿論最初から何の"期待"もしていない筈であるが、"期待"をしていない分、どこかその"期待"出来ない写真を"期待"しているのだ。 一眼レフのデジカメやコンデジでは表現出来ない写真に仕上がればと思っていたら、面白いアプリが登場した。 『ToyDigi』は、iphoneでトイカメラぽい写真が撮れる。 どうせ２００万画素しかないiphoneのカメラなので、中途半端に色が悪かったり、ピントがこなかったりと言うより、いっそのこと意志的に色を付けたり、ピンぼけにしたらと思っていたので、この『ToyDigi』はピッタリだった。 エフェクトの種類はNormalを入れて５種類ある。 彩度を落としたり、古ぼけたセピア調やまた青みが含んだり、鮮やかさを増したエフェクトがある。 iphoneの　たかが携帯電話のカメラと諦めるより、面白く使いこなしてみてはいかがかな！
夜のお店、鮮やかさを増したエフェクト使用（写真左）　青みを含ます（写真右）

二十四の瞳

『二十四の瞳』舞台稽古　３日、午後８時３５分 撮影カメラ＝Canon EOS-1Ds Mark3
子役と大人の俳優さんが所属している劇団の公演が、一年に一度上演される。 小さな子供は幼稚園児で、年配者は７０歳を過ぎている。そんな子供と大人の俳優さんの合同公演である。 きょうがその舞台稽古であった。今年の舞台は名作、壺井栄の『二十四の瞳』で、小豆島を舞台に就任したばかりの若い女先生と、１２人の児童のふれあいを描いている。 舞台稽古は２時４５分から始まった。全て本番通りに進行していく。みんな真剣そのものだ。 １２名の生徒が場面展開と共に成長していく。そこは子役さんがたくさん所属しているので人材が豊富だ。 この『二十四の瞳』は十回程撮影しているが、毎回必ず、笑わせもらったり泣かせてもらう。 何よりも、子役と大人の俳優さんが同じ舞台で真剣にお芝居に取り組んでいるのがほほえましいのと感動を大きくしてくれるのだろう。 明日、明後日が本番である。

佐伯祐三展

大阪市立美術館（２日、午後３時３０分　天王寺公園内）
撮影カメラ＝iphone


JR天王寺駅の西側に、縁台で将棋にこうじるおっちゃん達の中を通り過ぎると天王寺公園の正面入り口がある。
大阪市立美術館はこの天王寺公園の中にあるので、ここで切符を購入して入園しなければならない。
公園に入ると、サルビアやマリーゴールド等の花々や噴水が迎えてくれる。

大阪市立美術館は昭和１１年５月に開館。もともとは住友家の本邸があった所で、美術館の建設を目的に庭園（慶沢園）とともに大阪市に寄贈されたものらしい。
常設展示は日本・中国の絵画・彫刻・工芸など８０００件をこえる作品を随時陳列している。

市立美術館のシャンデリア

今回の特別展は、没後８０年記念『佐伯祐三』展ーパリで夭逝した天才画家の道ー　である。
佐伯祐三は大阪生まれで、東京美術学校（現・東京藝術大学）を卒業してパリに渡った画家である。
そして、わずか３０年でその生涯を閉じた。
「ガス灯と広告」や「郵便配達夫」「ロシアの少女」など激しい筆づかいで描かれた１３９点の作品を観ることが出来た。
亡くなるまでの３ヶ月間に描かれた「郵便配達夫」等の作品も力強さが失われていなかった。

「立てる自画像」（写真左）「郵便配達夫」（写真右）

１０月のカレンダー（文楽）

もう今年も残すところ３ヶ月となった。 昨日、一昨日は１１月中旬の気候で、暖房を入れたほど寒い９月の終わりだった。 きょうから１０月、カレンダーも変わった。
文楽の１０月のカレンダー（国立文楽劇場）
壺坂観音霊験記（沢市内より山の段） 舞台：左より 女房お里＝吉田文雀　座頭沢市＝吉田文吾（2008.1死去） 床：竹本住大夫　野澤錦糸 撮影＝森口ミツル
文楽の１０月の卓上カレンダー（国立文楽劇場）
紅葉狩 舞台：左より 更科姫＝吉田清之助（五世豊松清十郎）　平維茂＝吉田勘弥 撮影＝森口ミツル

表紙撮影

大阪に『ビー・グラッド』と言うプロダクションがある。 主にMCや声優さんがいるプロダクションで、２００１年に設立された新しい会社である。 このプロダクションとは設立当初から、全員の宣材写真を撮影させてもらっている。 新しいプロダクションだけあって、伝統に縛られることが無く皆それぞれ楽しいキャラクターの持ち主が所属している。 写真撮影に関しても一切制約が無く、私の思うまま自由に撮影させてもらえる。 他にも、このプロダクションの撮影の楽しみとして、宣材写真のブックの表紙撮影がある。スケジュールを調整してほぼ全員で集合写真を撮るのだ。 昨年の表紙写真は、『国際陸上』が大阪であったこともあり、マラソンコースの大阪城の同じ場所で撮影した。 マラソンで駆ける人と、応援・声援する人が同じ人物で、一粒で二度美味しい発想だ。 撮影は2回に分けて、まずマラソンランナー役で撮影。次に私服に着替え、応援する人役でランナーが駆けているであろう方向を向いて声援する。 後は合成して完成。下の写真が昨年の『マラソンランナーと応援団』編だ。

昨年の表紙『マラソンランナーと応援団』編
さて、今年の表紙は何をするか最後まで悩んだ。 つい先日『桂春菜』を魚眼レンズで撮影したのが面白かったので、同じ発想だが面白い顔を沢山並べたかったので決めた。（きょうは雨だったのでロケでなくホッと！） 撮影では、「なるべくぶさいくに写って下さい」とだけ言って、あとの表情はお任せにした。 三脚に魚眼レンズを付けたカメラを据え置き、タレントがカメラに向かって『ぶさいく顔』をつくる。 リモートライブビュー撮影でモニターを見ながらPC側でシャッターを切る。 一人ずつの撮影で大変だったが、わいわい言いながら楽しくしかも早く終えた。 今年も、楽しくて面白い表紙が出来上がることだろう。 明日から二日間、今度は真剣顔で宣材用の写真撮影が始まる。 無理矢理『ぶさいく顔』編に協力して頂いたタレントさんには深くお詫びいたします。
クロマキー用の布を巻いて、魚眼レンズに『ぶさいく顔』をつくる（２９日、午前１１時） 撮影カメラ＝iphone

iphoneで撮る『法善寺横町』

すっかり復興した『法善寺横町』（２７日午後６時３０分） 撮影カメラ＝iphone（２００万画素）
大阪・千日前のビッグカメラから千日通りを中程に行くと、入り組んだ所に『法善寺横町』の入り口がある。 ともすれば通り過ぎてしまう程である。 平成１４年（２００２）９月に旧中座の解体作業中に出火で類焼、翌年の４月には横町の失火による出火で『法善寺横町』は焼け落ちた。 自宅のベランダからも、煙と消防車が行き交った光景を覚えている。 庶民的な雰囲気で大阪・ミナミのシンボルである『法善寺横町』だっただけにショックだった。 あれから５年、『法善寺横町』は生きている。『水掛け不動さん』も賑やかさを取り戻した。 復興してから当然何度か行ったが、昨夜久しぶりに写真に収めた。 iphoneと『法善寺横町』。２００万画素で撮らえた『水掛け不動さん』。


『水掛け不動さん』に柄杓で勢いよく水がかけられる
昨日のページビュー　４０００突破 昨日のページビューは４，２８０ヒットでした。 ここしばらく１，０００を超す日があります。 ブログを取り上げて下さいました方々に、この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。 ありがとうございました。

落語家『桂春菜』と猫『千代』

落語家『桂春菜』が宣材写真を撮りにやって来たのは、１１年前頃で２０才を過ぎた時だった。
私は落語が好きで、特に『桂雀三郎』の大ファンであった。勿論髪の毛がふさふさの頃からだ（雀さんゴメンナサイ！）。 今も開催されているが、地域寄席が始まった頃の『田辺寄席』にはよく通ったものだ。 そんなこともあって『桂雀三郎』の公演のチラシを撮影することになった。 『桂雀三郎』の初めての独演会から数年担当させてもらった。 最近は、落語以外に歌手として（『ヨーデル食べ放題』）も活躍されている。
初めての『雀三郎ひとり会』のチラシ（写真左）、第８回頃からは着物姿だけでなく楽しいチラシも（写真右）
落語家『桂春菜』と初めてあった時、これまでの落語家さんにはない、新鮮な印象であったのを強烈に覚えている。 また『桂春菜』の初めての独演会のチラシ・プログラムも担当することになった。 来年８月３０日には、実父『桂春蝶』の名を襲名する。３代目『桂春蝶』の誕生が待ち遠しい。
きょうは、愛猫の『千代（ロシアンブルー）』を連れて撮影にやって来た。１１月に『桂春菜』として最後の独演会用の撮影だ。 動物が好きで、独演会のチラシも、通りすがりの猫や私の犬『COCO（ブルテリア）』と一緒に撮影したものなどを使ったこともある。
『Haruna Fair』ｖol.1は通りすがりの猫と（写真左）、vol.2はCOCO（ブルテリア）と一緒に（写真右） 今回は愛猫との競演である。楽しいチラシが出来上がるといいのだが。 チラシの写真は下の写真以外のものを使う予定なので、お楽しみに！！
愛猫の『千代』と落語家『桂春菜』（２５日午後５時） 撮影カメラ＝Canon EOS-1Ds Mark3

四天王寺極楽門に沈む夕陽

四天王寺極楽門に沈む夕陽（２２日、午後５時３３分） 撮影カメラ＝iphone 明日は秋分の日、彼岸の中日。 四天王寺の極楽門に、この時期だけ夕陽が沈む。 落陽の光景に、西方極楽浄土を観想する人もいた。
夕陽に手を合わす人（四天王寺極楽門で） 撮影カメラ＝iphone

黒門市場

朝陽をを浴びる黒門市場（２２日、午前６時３０分） 撮影カメラ＝iphone 大阪市の中心部、大阪のミナミに位置する商店街「黒門市場」は、大阪の台所である。 きょうも、これから「黒門市場」は活気づく。 朝陽が眩しく「黒門市場」を照らす。

大阪城の真っ赤な彼岸花

大阪城の彼岸花（２０日午後１時４０分、大阪城で） 撮影カメラ＝iphone きょう２０日は彼岸の入り。 早朝かからすでに、四天王寺境内は賑わっていた。 大阪城に彼岸花(曼珠沙華)が一株だけ咲いていた。 ともすれば見過ごしてしまうところなのに足を止めさす存在感は、真っ赤な花の色のせいだろうか。 午後２時からは、大槻能楽堂定例の自主公演能が開催された。 今回の能は、シテ/東京から浅見真州先生の『野宮(ののみや)』。 能上演前に、歌人の馬場あき子先生のお話があった。
馬場あき子先生のお話（２０日午後２時１５分、大槻能楽堂で） 撮影カメラ＝iphone