昨日が、能の今年最後の舞台撮影だった。
明日から二日間の『初春文楽公演』の舞台稽古で、今年の撮影が全て終了する。
カレンダーも平成23年用に新しく変わる分けだが、
そのカレンダーで、一番可愛そうなのが表紙である。
カレンダーを吊す場所が決まっているので、どうしても12月が終わらないと交換という訳にはいかない。
早くてもせいぜい大晦日で、新しい年のカレンダーの表紙は一日も眺めることなく早々と1月に変えられてしまう。そんな訳で、印象に残りにくい。
撮影者としては、どの月にも思い入れがある写真だけに、表紙が可愛そうで不憫で仕方がないのである。
とは言っても、自宅も事務所にも余分にカレンダーを吊しておくスペースはやっぱり無い。
今年も、大晦日に数時間だけしか見てあげられない、可愛そうなカレンダーの表紙なのである(^^;)
国立文楽劇場 平成23年カレンダー表紙
妹背山女庭訓(妹山背山の段) 撮影=森口ミツル
大槻能楽堂 平成23年能楽美術カレンダー表紙
仲光(愁傷之舞) 撮影=森口ミツル
言葉は悪いが、『あいつ』と呼んでいる。
まだ売れずにいたトロール人形を買って来た。
オール手作りなので、同じものはひとつとして無い。
髪の長さや形、色具合など微妙に違っているのだ。
だから、それぞれに表情があって面白い。
『あいつ』を撮影したあの夜、帰ってからやけに気になっていた。
『あいつ』とはもう出会えないだろうと諦めていたが、会えた。
撮影した写真と見比べながら探した。
本当はそうしなくても良かったのだが、念には念をだ。
きょう『あいつ』にプレゼントをした。
お尻が冷たくならない様にと、座布団を。
和の座布団と洋の『あいつ』のコラボ!
クリックすると等倍の画像が開きます(4.5MB)
E-P2 NOKTON 25mm f0.95
時々、ぶらっと顔を見せて下さる『桐竹小紋』さん。
2007年に文楽から引退されて、もう三年が経つ。
当時、人形遣いとしては最高齢であった。
私の知っている限り小紋さんは、いつも黒衣で舞台を勤められていた。
文楽の舞台を撮影し始めた1985年、気さくに声をかけてもらったのが小紋さんだった。
83歳になった今もすごくお元気で、私の事務所には、一駅先から歩いて来られる。2Kmはあるだろう。
長年の人形遣いとしての修行と鍛錬が、今のお元気さに繋がっているのだろう。
きょうも、ぶらっと顔を見せて下さった。
『散髪したて』だと言う。
ならば、撮影しなくては。
笑った小紋さんが、好きです。
新聞で紅白歌合戦の出場歌手の発表や、複合商業施設で来年のカレンダーや手帳、日記の数が多くなり始めると、いよいよ年の瀬を感じる。システム手帳に書き込まれた一年を振り返ると、それぞれの出来事がついこの前の様に思えてくる。
昨夜も、手帳売り場には沢山の人が群れ、早々と来年用を購入していた。
ご多分に漏れず私もその一人である。
私が購入した2011年用は、『マイブック』と名前が付いている記録帳である。
その記録帳の装丁が面白く、小説の単行本そのままで、発行所も新潮社ときている。
一日一ページになっていて、どんな使い方をしょうか思案中である。
白いページが全て埋まった時に、一冊の『マイブック』の出版となる。
もう再来年の話かよ・・・・。
著者・森口ミツル『マイブック2011』新潮社刊
今朝、荷物が届いた。送り主は、札幌に住む従姉からである。
中身は、銀座文明堂の『森幸四郎のかすてら』だった。
カステラはさほど珍しくはないのだが、『森幸四郎』の名前に驚かされたのだ。
他界した親父の名前が『森口甲子郎』と言う。全てが同じではないが、その名前の響きが親父を思い起こさせてくれた。
文明堂の『森幸四郎』さんは、手焼きカステラ道50年という職人さんで、食の人間国宝である農林水産大臣賞を平成6年に受賞されている。カステラは立派な桐箱に入れられており、蓋を開けると良い香りと共に、復元された幻の味「五三のカステラ」が姿を現した。
お風呂位は、のんびりと入りたいものだ。
私の入るお風呂の温度は、だいたい38度から40度位で、お湯の量もかなり少なめである。そんな訳で、少し長めに入浴する。
時間つぶしに、これまでも防水テレビを持ち込んだりしていたが、目が離せられないので結局のんびりとはいかなかった。
そこで、音楽ならもっとのんびり出来るだろうと、お風呂用スピーカーを持ち込むことにした。
iphoneを接続ジャックに繋げるだけの、いたって簡単なスピーカーだ。
選曲やボリューム調整は出来ないので、浴室に入る前にセットをしておく。
値段が値段だけに、長時間使用出来なかったり、いい音ではない。しかし、ちょっと聞くだけのスピーカーなので、結構重宝している。
注意としては、水が入らないようにキャップはしっかりと締めること。
1050円だったが、ネットだと千円を切る値段で購入出来る。
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