大食堂のオムライス

2008年9 月 9日 (火曜日)

大食堂のオムライス

今朝はめっきり涼しくなった。これで一気に秋がやって来るのでは。子供の頃、動物園の帰り両親に連れられて、百貨店の大食堂行ったのを覚えている。食堂の前の大きなショーケースには、和食、洋食、中華の料理のサンプルが並べられていた。おそらく、小さなチキンライスの山の上に日の丸が立てられた”お子様ランチ”を食べたに違いない。その辺はあまり記憶に無いが、幼稚園の頃に持って行ったお弁当が、毎日毎日オムライスだった事ははっきりと覚えているので、おそらくそうであったろう。そして今でも、週に一度位はオムライスを食べている。三つ子の魂何とかやらだ。かって東洋一と言われた大阪・高島屋百貨店の大食堂が６月に復活した。ただし、来年の８月までの期間限定。昭和３０年代の人気メニューも当時の味を再現。往事を懐かしむファンで賑わいをみせている。やっと行く機会が出来た。注文はお”子様ランチ”でなく勿論”オムライス”。大阪では、昭和元年から営業している「明治軒」のオムライスが美味しくて有名だ。それも串カツ付きの「オムライスと串３本セット」だ。これで９５０円は安い。病み付きになる美味しさだ！復活大食堂の”オムライス”が仕上がった。細長い”オムライス”の周りには、けばけばしい色をしたトマトソースがかかっている。見た目は懐かしいが、あまり美味しそうには見えない。「昔はこれを食べていたのか・・・」感慨に耽りながら、一口、口に運ぶ。食べ終わったお皿には、あのけばけばしい色をしたトマトソースが抜け殻のようにそのまま残っている。１.０５０円。高い！贅沢になったんだな・・・・。