極楽門に沈む夕日 20日午後5時48分、四天王寺で
春分の日。
春のお彼岸の四天王寺の境内は、沢山の露店が並び、多くの参詣者でにぎわっている。
夕方の5時半頃からは、鳥居越しに真西に沈む夕日を拝む「日想観」の法要が行われ、沈む夕日に手を合わせた。
四天王寺は能「弱法師」の舞台にもなっている。
シテ「げに/\日想観の時節なるべし。盲目なればそなたとばかり。
心あてなる日に向ひて。東門を拝み南無阿弥佛。
ワキ「なに東門とはいわれなや。こゝは西門石の鳥居よ。
シテ「あら愚や天王寺の。西門を出でて極楽の。東門に向ふは僻事か。
ワキ「げに/\さぞと難波の寺の。西門を出づる石の鳥居。
シテ「阿字門に入つて。
ワキ「阿字門を出づる。
シテ「弥陀の御国。
ワキ「極楽の。
シテ「東門に。向ふ難波の西の海
(能「弱法師より)
iphoneから 弱視の母に聞かす 法要の声 ミツル
最近のコメント