毎日スタジオで撮影していると、たまには外で開放的に撮りたい時がある。
このところ、外で撮影する機会が増えてきた。スタジオの人工的な照明では無く、自然の太陽の光のもとでの撮影は、表情をより自然らしく引き出せることが出来る。
外での撮影は、天候が大きく影響される。雨の日は勿論だめで、かと言って太陽がぎんぎらのぴーかんでも好ましくない。
きょうの撮影は、雨が今にも降って来そうな空だが、時たま陽も差す絶好の撮影日よりだった。
本当は先週の水曜日の撮影予定だったのが、雨だったので、きょうの撮影になった。ロケーション撮影は、スケジュール通りにいかないのが玉にきずである。
きょうのような天気のロケ撮影は、自然光とキャッチライト用に人工光も使ってのミックス撮影だった。
ロケーション撮影 ２６日午後１時４６分、難波宮跡で
昨年の夏、桂春菜から三代目を襲名した桂春蝶さんがお芝居に挑戦。これまでにも色んな企画公演をやっているが、いよいよ桂春蝶劇団の旗揚げである。
第１回公演のチラシが仕上がった。先日、知り合いのお家で撮影したものである。
落語にある『らくだ』を題材にをお芝居にしたものだ。
７月１０日（土）・１１日（日）に大丸心斎橋劇場で上演される。
さて、どんな『らくだ』が観られることだろうか。
能楽界にも、シテ方や囃子方に女性の能楽師がいる。歌舞伎のように男性のみの世界と思われがちだが、数百名の女流能楽師が社団法人能楽協会に登録されている。能楽辞典の年表には、「１９４８（昭和２３年）観世流に女性師範誕生」とある。《新訂増補 能楽辞典》
きょうは、そんな女性能楽師のお一人である、観世流シテ方の塩谷恵先生の舞台だった。
今回の舞台は『定家』。式子内親王に先立たれた定家の恋心は、死後も蔦葛となって内親王の墓石にまとわりついているという物語である。主人公が女性なので、女流能楽師ならではの感情の表現が観られた。
これまでも、十数回の舞台を撮影させて頂いているが、女性が主人公の能を多く舞われている。
『定家』シテ/塩谷恵 22日午後３時１５分、大槻能楽堂で
外出先から、事務所や自宅のコンピュータを操作したい時がある。それもiphoneからだ。
そんな夢をかなえてくれるiphoneのアプリが『LogInMe』である。
iphoneのアプリを購入する前にLogMeInのHPから、アクセスしたいコンピュータに『LogMeIn』をインストールしておく。新規アカウントを作成すると、ソフトをインストールすることが出来る。
アカウントの作成
アカウントを作成して、アクセスしたいコンピュータ上にLogMeInをインストールしておく。
次に、iphoneのアプリ『LogMeIn lgnition』を購入。
iphoneからアプリを起動して、作成したパスワードを入力すると、アクセスしたいコンピュータを制御することが出来る。
iphoneで制御したいコンピュータにアクセス。
後は、普通に操作が出来る。
私は、家で留守番をしている愛犬COCOを監視するために、USTREAMのライブを開始したり、２カメの切り替えや終了したりしている。
外にいて、それぞれのコンピュータをiphoneで簡単に操れることが出来る。なんて不思議で、なんて便利なソフトなんだろう。
先日撮影した『どんちょう会』のチラシが完成した。
国立文楽劇場で９月１１日から１３日まで上演される。
どんな舞台になるか楽しみだ。
チラシをクリックで拡大します
『BRUNO SKIPPER ROADと薔薇』
１７日、中之島バラ園で 撮影＝iphone
午前中に仕事が終わったので、ちょっとサイクリングにした。
自転車は、もちろん先日買ったばかりのBRUNO SKIPPER ROADである。
行き先は、長居公園にある長居植物園だ。距離は7kmぐらいなので、思い立ったらすぐ自転車にでも乗って出かけられる距離である。
総面積が24.2haの長居公園の一角に、その3分2を占める植物園は、数多くの野鳥たちが集まる自然の楽園で、季節を通じて咲くいろいろな花を観賞することが出来る。
２０インチのブルーノの自転車のハンドルには、以前の使用していない３Gのiphoneのディスプレイに、お家で留守番をしているCOCOをUSTREAMの配信が映し出している。
自転車の前かごはまだ付いていないのと、この距離だと少し可愛そうなので、自転車のハンドルに乗せてのサイクリングになった。
植物園は、バラや芍薬の花が今がさかりと咲き誇っていた。
バラ園では、写真を撮る人々で賑わっていた。
iphone３Gに映し出された、お留守番をする愛犬COCO
愛車BRUNO SKIPPER ROAD
１６日、長居植物園で 『エヴァーゴールド』 撮影カメラ=いずれもiphone
平成２１年１月から始まった、哲学者・梅原猛『能を観る』シリーズが前回の３月２７日で、計１５回が終了した。
本日は当初予定されていなかったが、完結記念能として梅原猛書き下ろしの新作能『河勝』が上演された。
物語は平成の現在で、怨霊を尋ねるのが趣味という風変わりな男が秦河勝に興味を持って、河勝が祀られている赤穂の大避神社へ詣でる。風変わりな男が舞台に登場すると、新幹線に乗って相生に着いたと語り始める。その怨霊を尋ねる風変わりな男のモデルは、原作者自身である。
”彼の河勝を祀つた大避神社を訪ねたく思ひ立つてござる
さらばこれより新幹線に乗り 赤穂へ赴かばやと思い候”
シテは前・秦河勝の化身、後・秦河勝の怨霊を大槻文藏（監修・作曲も）。別シテ・聖徳太子の霊を梅若玄祥。そして、間・怨霊を尋ねる人（原作者のモデル）を茂山千之丞が演じた。初演は平成２０年の大阪薪能で、大槻能楽堂では今回が初めての上演となる。（敬称略）
新作能『河勝』作・梅原猛
写真右より、シテ 秦河勝の怨霊/大槻文藏
別シテ 聖徳太子の霊/梅若玄祥
前回２月にレビューした、iphoneの着信音を振動で知らせてくれるBluetooth対応のブレスレット腕時計。今度は、通話も可能になって新しく登場した。
２００３年に、ドコモが腕時計型のPHS携帯電話を発売した。Webだけの申し込みだったので、申し込みが殺到して、申し込むまで数日かかったのを覚えている。
未来の携帯電話と一時は騒がれたが、２００７年にドコモのPHSサービスが終了して、使えなくなってしまった。
結構レアで楽しかったのに、サービスが終了して残念に思っていた。
今回のこの『Bluetoothデジタル腕時計』は、Bluetoothでiphoneの着信を知らせてくれるだけでなく、通話も出来て、また最後にかけた相手先に電話が出来る、着信お知らせ＆通話可能デジタル腕時計である。前回のBluetoothデジタル腕時計より遊び心があって、楽しい腕時計だ。
そして、以前使っていたドコモの腕時計型PHSを懐かしく思い出させてくれた。
写真左=iphone Bluetooth通話可能デジタル腕時計
写真右=ドコモ腕時計型PHS携帯電話
こどもの日の５日、大槻能楽堂の自主公演能は、初めての試みで子供たちによる能が上演された。
午後２時の開演時の客席には親子連れの姿が多く、いつもの公演とは違った雰囲気が漂っていた。
まず始めに、わかぎゑふさんの司会で、大槻文藏先生、宝生欣哉先生、野村萬斎先生による『能の子供たち』というテーマで鼎談があった。つづいて、仕舞、狂言、能が上演された。
野村萬斎・裕基親子の『二人袴』では、初めて狂言を観る子供たちにも笑いが絶えなかった。
能『土蜘蛛』では、笛、小鼓、大鼓、太鼓の囃子方はもちろん、ツレとトモ、ワキの全てが子供たちによるものだった。
全てが子供たち子供たちと連呼をしているが、その舞台の完成度は素晴らしく、見終えた時には、体いっぱいに大きな感動を覚えた。
舞台上の出演者すべてが退場するまで、誰ひとりと席を立つ人もなく、拍手が鳴り止まなかった。
おそるべし、能の子供たち。
能『土蜘蛛』シテ/赤松裕一 ワキ/宝生朝哉
ラストシーンは、シテの土蜘蛛の精が、仏倒れで成敗された。
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